【速報】2021年度から小学4年生まで35人学級拡大へ

運動の成果で一歩前進

2月18日、県教委から「来年度は35人学級を小学4年生に拡充、以後小学6年生まで段階的に推進する」と回答を得ました。

 

岐阜県は、県独自で小学3年生までと中学1年生の35人学級が実現しており、現在小学3年生の子どもたちは、中学1年生になるまで 35人学級が保障されたことになります。

 

30 年以上にわたる「ゆきとどいた教育を求める署名」で求めてきたことが、また一歩前進しました。


岐阜教組も先行実施を県教委へ要請

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岐阜教組は、昨年12月24日に、「小学2年生から35人学級を学年進行で拡充していく」という国の決定を受け、県独自で国に先行して、今よりもさらに少人数学級をすすめるよう要請をしていました。

 

要請事項

  1. 2021年度は、国に先行して小学4年生を35人学級にしてください。
  2. 2020年度以降も、国に先行して35人学級をいっそうすすめてください。
  3. 今後、「20人以下学級」を目標に、「小・中学校、高等学校で35人を超える学級」をなくすように国に要請するとともに、県独自の予算措置で少人数学級をすすめてください。

少人数加配なくなる問題も

少人数指導等の国の加配も利用して、これまで岐阜県は独自に小学2年生・3年生、中学1年生で35人学級を実現してきました。今回、国は予算措置なしで従来の加配を小学2年生の35人学級に置き換えることを求めました。岐阜県は教職員定数を維持し、少人数指導に充てていた人員を回して、小学4年生の少人数学級を実現させます。しかし、これにより少人数指導の加配がなくなる学校が出てくることは問題です。今後起きる問題の改善に向けて、岐阜教組は県教委と交渉し、さらに運動をすすめていきます。皆さんの声をお寄せください。