ほんりゅう 卒業生に偶然声をかけてもらって(岩佐)

 先日、コインパーキングで「先生じゃないですか?」と赤銅色の肌をした若者に声をかけられました。「だれだっけ」、「○○です。覚えてませんか?」「先生じゃないかなぁと思って見てたんですよ。先生、だいぶ優しい感じになりましたね」、しばらく立ち話をした後、「ありがとう。元気でね」と別れました。家へ帰って、すぐアルバムを引っ張り出しました。「やっぱり、△△学校のあの学科の生徒でよかったんだ」とホッとしました。▼「彼とは、10人くらい(少人数指導)の授業で顔を合わせたんだ。少人数だったけどなかなか授業にならなかったなぁ。だけど、それほどいやではなかったなぁ」そんなことも懐かしく思い出しました。「覚えていてくれて、本当にありがとう」という思いです。▼あらためて振り返ると、初任の定時制をはじめとして勤務したほぼ全ての学校で「なかなか授業にならないクラス」に出会っていることに気づきました。ちょっと驚きでした。生徒たちとの関係がうまく築けずに苦しんだこともあります。なかなか授業にならなくても、それほど気持ちが追い込まれなかったこともあります。難しいものですね。▼でも、こんな形で声をかけてもらえると、とっても元気になります。夏休み明けにむけてエネルギーの充填ができました。