ほんりゅう 退職手当削減反対! - 岩田

 今年度は「退職手当削減反対」に明け暮れた1年(まだ、この原稿を書いている段階では交渉の真っ最中)です。▼「いつやめようかな!?」「将来は、年金も退職金もどうなっているか分からないものね」退職間近のベテラン教員ではなく、初任者2人で交わした会話と聞いて大変ショックでした。しかし、退職間近のベテラン教員の怒りも尋常ではありません。「38年間、身を削るようにして働いてきた。もう少しでゴールという時に『150万円カット』とは、いかにもむごすぎる」「最終的に400万円以上というのは、38年間毎月1万円カットされてきたも同然だ」などなど。こんなことでは、「教職を志望する人が減るのではないか。優秀な人材が確保できるのか。次代を担う先生方、子どもたちに明るい未来が残せるのか」と心配になります。▼誇りと自信をもって教壇に立てるよう条件整備をきちんとしてほしいです。子どもたちを育てるということは、時間も人手もお金もかかり、効果は現れにくいものです。10年、20年という物差しで検証すればいいのではないでしょうか。その「子どもたちを育てる」という営みが大切で尊いものであることを理解して政治をしてほしいと願うばかりです。▼3期目を迎えた古田県政がどんな予算編成をするのかしっかり見届けたいと思います。