ほんりゅう 2023年9月20日(長谷川)

夏休みに家の断熱工事にあわせて整理をしていたら、30年前に母が勤務していた幼稚園の新聞記事が出てきた。驚いたのは、簡易プールで水浴びをする写真の幼児たちが男女とも上半身裸だったこと。それ以上に驚いたのは、タイトルの「今季最高気温33℃」である。確実に温暖化が進んでいる証拠だ▼今から考えると、かつては生徒への安全配慮は不十分で、自分の小学校時代は休校となる基準の〝暴風警報〟を祈り、〝大雨警報〟だけだと気象台を皆で罵っていた。親が気象台勤務の同級生に圧力をかけるヤツまでいた。今はすぐに警報を出すし、最悪の状況を想定して警報が出る前から下校させている▼炎天下の甲子園にも批判が高まってきているが、今後さらに災害級の酷暑が深刻化したら、屋外での体育や部活動のみならず、冷房のない教室や体育館での活動への対策がより厳しく求められると思う。すでに校舎の最上階の教室は冷房がほとんど効かないとの声もある。高気温の時間帯の登下校にも制限が必要になるかもしれない▼通勤途中に様々な学校に向かう生徒を見ていたら、短パンやTシャツ姿が増えていることに気づいた。登校時の制服着用を免除している学校が増えているようだ。これも安全配慮の観点から、すぐにできる対策かもしれない。

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