ほんりゅう 2023年6月20日(岡山)

クラスの子どものことで保護者から深刻な訴えがあった時、担任と保護者はどうすればお互いに理解し合い、問題解決に向かえるのだろうか。私が現場にいた頃は、校長が立ち会い、保護者の言い分を聞き、自分も話し、学校と家庭で子どもを見ていこうと確認していた▼今は難しいのだろうか。管理職はまず保護者からの言い分を聞いてから、担任に話して聞き取りをするという。担任の言い分を聞かず「とにかく保護者に謝罪しろ」と言われる場合もあると言う▼自分が知らないうちに管理職から市町教委に報告され、本人は後から知るといったことや、教育長が本人を呼び出し、本人の言い分を聞かずに「あなたが悪い」と決めつけるようなことも起こっている▼校長の役割は、保護者の不安を取り除き、子どものために教職員と一緒に解決できるようにすることではないか。教育委員会の役割は子どもや教職員が学校で安心して過ごせるように、いじめやパワハラなどが起きない最善の方法を考えることではないか▼校長が保護者の言い分のみを聞き、市町教委が管理職等のパワハラを解決しようとしないなら、子どもはそのまま放置され、教職員はさらに追い込まれる。

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