ほんりゅう 2023年1月20日(長谷川)

「若手教員の遠隔地異動抑制」12月31日・岐阜新聞、「養護教諭増 9割超教委が必要と回答」1月1日・中日新聞、「シニア担任手当を検討」1月10日・中日新聞…全て1面に掲載された。教員不足など教員の抱える問題が深刻なことを教委もマスコミも意識していることがわかる。しかし一度ついてしまった「ブラック職場」のイメージを払拭することは容易ではない▼先日、自死された教員の遺族にお会いした。「親戚から『あなたがそばにいてなぜ兆候に気づかなかったのか』と責められたけど、わからなかった」として涙された▼私たちも誤解しがちだが、ウツになられる方は真面目な方が多く、「周りに迷惑をかけたくない」「やるべき事から逃げてはいけない」と気を張っているため、「疲れ気味」「沈みがち」とは思っても家族ですら深刻さに気づかない事がほとんどだという▼教員を増やす・教員の抱える負担を減らすことは当然としても、「仕事を抱え込んでいないか」「弱音を吐けているか」をしっかり把握して、具体的な援助をすることが管理職のマネジメントだと思う。業務量を減らさないどころか増やすような管理職は問題外だ。

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