ほんりゅう 2022年12月20日(岡山)

働き方改革を進める上で、授業研究をなくした学校がある。授業研究というと、小学校の場合、一年に全校研究会が三回ほどあり、他にも県・教育事務所・市町村から割り当てられる研究授業がある。研究授業をする者は、主題研究会、学年(教科)部会、学年会などの討議を経て指導案を何度も直し、研究授業を行う▼組合は、「授業研修は本人のやりたい意思を尊重して実施し、発表後に意見交流を行う形式に変更すること」を県教委に要望してきた▼さて、授業研究をなくしたA校では、校内研修で、「発達障害」「評価」「タブレット活用」「主体的で対話的な学び」などについて学び、他校の授業参観にも行っている。その中で、若手教員が自主的に授業公開を申し出、「若手の会」が発足した。そのねらいが、「この会を通して、困ったときや悩んだときに、互いに声をかけ合いやすい関係を築く」である。「自由に参加でき、何でも言える場」にしようとしている▼時間に追われて話すこともできずに困っている教職員が多い今、希望である。

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