ほんりゅう 2022年12月5日(奥村)

『妻のトリセツ(黒川伊保子著)』を読みました。目から鱗だった話は、「会話において、男性脳は問題解決をしたい、女性脳は感情に共感して欲しい」というものです。すべての人に当てはまるわけではないでしょうが、私は完全に当てはまっていました▼妻が「職場で気が合わない人がいてこんな嫌なことを言われた」と話したとします。男性脳の私は「上司に席を変えてもらったらどう?」と解決方法を提案したり「その人もいろいろとストレスが溜まってて、言いやすい君につい言っちゃうんだよ」と原因を分析したりしてしまいます。妻は納得した顔はせず、さらに嫌な思いをした別のエピソードを持ち出します。さらに「それはこうしたらいいんじゃない?」とか「君にも悪いところがあるんじゃないの?」と返そうものなら余計に不機嫌になってしまいます▼この本によれば、妻は私にアドバイスなんて求めてなかったのです。ただ「腹立つねぇ」と気持ちを分かってほしかっただけなのです。女性からしたら当たり前のことなのかもしれませんが、男性の多くはこの仕組みに気付いていません▼最近は妻の話の中に込められた彼女の感情にアンテナを立てています。幾分彼女の機嫌がいいような気がしています。『夫のトリセツ』も出ています。よろしければぜひ!

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