ほんりゅう 2022年10月20日(岡山)

時間給で勤務する非常勤講師は、授業が連続するように計画され、勤務する曜日もまとめられるのが原則だ。やむをえず授業の間に空き時間がある場合は、「授業準備の時間」として勤務できるように計画されることが多い。しかし、思ったような働き方ができないのが現実だ▼例えば学校の行事で時間割を変更することがある。自然災害の影響による臨時休校で急な変更もある。そうした時は、本来とは違う曜日や時間に授業が振り返られることがあるが、非常勤講師によっては、勤務のない時間は他の仕事や予定を入れていることがあり、困惑することがしばしばだ(非常勤講師は兼業が認められている)▼急に授業がなくなったときは、その時間を「授業準備の時間」にして勤務をすれば報酬の対象になる。しかし、あらかじめ年間の総勤務時間数は決められており、さらに授業以外で勤務できる時間は「授業時間の四分の一以下」という制限もある。学校にいる時間がすべて報酬の対象になるわけではない▼急な会議が入り、待ち時間や打ち合わせの時間が無給になることもある。非常勤講師の勤務の仕方について、職場の中で理解され、皆が気持ちよく勤務できる職場環境を望む。

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