【報告】新型コロナに感染した受験者に対する配慮を要望しました(8/19)

安心して教員採用試験が受けられるように

新型コロナ感染の第7波拡大の中で実施された教員採用試験において、今年もコロナ感染で受験できなかった受験者がでました。中日新聞にも受験できなかった三重県の講師の記事が掲載されました。岐阜教組にも、感染して受験できなかった方から相談がありました。これをうけて、8月19日、岐阜教組は緊急に県教委へ要望を提出し、再度の受験機会を設けることや、来年度の一次試験免除等を求めました。

 

京都府ではコロナ感染者、濃厚接触者、他の受験者に感染の恐れがある方、風邪症状の方に受験を控えてもらい、追試験を実施しています。

 

教員不足と言われる中、岐阜県で教員をめざす方が受験する機会を奪われることは、大きな損失です。県教委は「今年の対応は難しい」としながらも、「来年度への参考にしたい」と答えました。受験できなかった方が少しでも報われるよう、岐阜教組は試験方法の仕方や制度の改善を今後も求めていきます。

 


感染した受験者に対する要望

  1. 今年度新型コロナ感染により受験できなかった受験生に対して、受験機会を設けること。特に1次試験に合格していた受験生に対して2次試験の受験機会を設けること。
  2. 今年度1次試験免除となっていた受験生と今年度1次試験に合格した受験生で、新型コロナ感染により2次試験が受験できなかった受験生については、来年度の1次試験を免除すること。
  3. 今年度1次試験免除となっていた受験生と今年度1次試験に合格した受験生で、新型コロナ感染により2次試験が受験できなかった受験生については、本人が希望すれば来年度任期付採用職員とすること。
  4. 来年度の教員採用試験では、新型コロナに感染した受験生が受験可能な方策または追試験の機会を設けること。