ほんりゅう 2022年3月5日(岡山)

1月20日号「ほんりゅう」で小中学校での教育実習校の研究発表会が減少しているという記事を掲載後、匿名で声を寄せていただいた▼「『研究発表会』は『三年に一回』になったが、毎年同じ時期に内輪で『中間研』が行われ、OBが厳しい指導をしていく。むしろ、一般参加者が研究会に残らない『中間研』の研究会の方が負担である」とのことである。以前は研究会後に「打ち上げ会」が行われ、現場の教員は大変なプレッシャーを受けたらしい▼実習校での超過勤務問題が改善され、研究授業も軽減されているという話を聞き、実習校が先進的に「働き方改革を進めている」と思っていたが、皮肉にも「中間研」によりOBとの関わりが復活してきたのか。外からは見えないところで負担が増し、ストレスフルにならなければいいが。OBに気をつかう悪しき慣習も、この機会に「働き方改革」でなくしてはどうか。コロナ感染防止のために外部との対応を減らしている今がチャンスである▼一方で、「実習生一人に指導教官一人が対応」となっているが、「一つの学校で、何人かの実習生をまとめて担当してほしい」という要請が、大学からあるとも聞いた。改善がすすんだ後、元に戻らせぬ意識が大切だ。

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コメント: 2
  • #1

    匿名希望 (日曜日, 20 3月 2022 01:54)

    記事拝見しました。こういったところで発言される岡山さんに敬意をもちます。ある大学教授と話をしました。このままOB制度、実習校・研修校制度が続けば10年後、岐阜の教育は崩壊すると専門家が言っていました。岐阜の悪しき伝統になっていることは間違いないと思います。私なりにリサーチした結果、それぞれの学校でも創意・工夫があるのは感じました。年齢が近い人にアドバイスをのってもらう、参加人数を希望した人?だけに絞るなど…?
    また、この研修校制度や研修校制度により、それでも7時前には帰らされる(帰らないと用紙を書かされる)結局家でやる…というスパンが続いているそうです。特に研修校、特に自習校の方々は県の教科研でもそれなりのポストで外部との働きも多く、働き方改革が実際にどうなされているのか不思議に思います。結局のところ、調べたらどこの市町村の教育長のほとんどが教育自習校上がり、また事務所は実習校、市町村教委は研修校や実習校…事務所の課長、所長、または県教委は当たり前というほどに実習校の人たちです。自分たちが受けてきたから?か分かりませんが、変わらないわけです。聞いた話だとある某実習校校長が何年か前に改革を起こそうとしたら、OBから総スカンをくらったそうです。特に元実習校校長やどこぞやの教育長からの圧力は信じがたいぐらいでしょう。まだまだ、書きたいことがありますが、この辺にさせていただきます。岡山さんの意見は私は大賛成でこのコロナ禍だからこそ変革期だと思います。また記事楽しみにしています、長文失礼しました。

  • #2

    匿名希望 (日曜日, 20 3月 2022 01:55)

    2回送ってしまいすいませんでした