ほんりゅう 2021年7月20日(岡山)

緊急事態宣言下の東京オリンピック・パラリンピックに、児童生徒と引率教員約81万人の観戦予定がたてられる中、区内の校長・園長から不安の声があがり、目黒区教委は参加しないと決めた(6月22日) ▼岐阜市の小学校で、「ねんりんピック岐阜2021ボランティア募集に関わるお知らせ」が保護者宛に配られた。10月30日の開会式に市内の小中9校の児童・生徒約2490人が「ねんりん応援団」として参加を「お願い」されている。「徒歩または貸切バス」で弁当持参で出向く。「会場内応援」が主な活動だが、中学生には「横断幕保持・弁当ガラ回収」があてられていた。岐阜教組は直ちに市教委へ動員中止を要望し、とりあえず「弁当ガラ回収」は無しとなった▼オリンピック・パラリンピックでも危ぶまれているコロナ感染の拡大や、熱中症に対して危機感が感じられない。「感染や熱中症予防に最大限配慮して行う」と言うだろうが、子どもや教職員、保護者が不安や負担を感じているのは明らかである▼土曜授業として行う予定だが、「不安で不参加」は欠席扱いになるのか。子どもたちに同調圧力は発生しないか。保護者同士が分断されないか。心配事が増える。

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