ほんりゅう 2021年7月5日(長澤)

「入院病室にWi‐Fiを」という新聞記事を読んだ。コロナ禍で面会制限がされる中、私と同じ病気で入院していたフリーアナウンサーの笠井信輔さんら8人が「会」を結成し、国会議員らに面会、改善を要請したという。厚労省は今年4月にコロナ関連予算に患者用Wi‐Fi整備費用を加え、9月末まで希望する病院からの申請を受け付けている▼私は治療のために2つの病院に入院したが、最初の病院はWi‐Fi環境が整っており、ZOOMで仲間とやり取りができた。次の病院はその環境がなかったが、「仕方ない」とあきらめてしまった。意見箱はあったものの、投書しようという思いも浮かばなかった▼願いや要求があっても、「現状を改善したい」と行動せず、それを受け入れているだけでは何も変わらない。笠井さんらの取り組みは、私たちの働き方改革にも示唆を与えてくれている。①おかしいと気づく ②改善したいと思う ③勇気を出して声を上げ、仲間を集める ④周知されるよう訴える▼すべてを一人でやり切ることは難しくても、私たち組合なら①~④に留まらず、教育委員会と交渉し、教育条件や待遇の改善へとつなげる道が開ける。「おかしい」と気づいたら組合に届けてください。

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