ほんりゅう 2021年5月5日(長澤)

年度末に回腸に悪性リンパ腫が見つかり、新年度早々、病休を取った。病名を告げられたときは「余命は?」「このまま退職?」「治療費はいくら?」といった不安がよぎったが…▼教職員は、国民皆保険・皆年金に相当する公立学校共済組合に加入しており、医療費の自己負担は3割、万一の時は遺族年金が支給される。私は互助組合にも加入しており、一か月の同一病院での自己負担分が高額となった場合、5000円を超える分は三か月後に共済・互助組合から払戻金・医療費が給付される▼健康に勤めてきた私は「高い掛金がずっと給与から天引きされているな」と思っていたが、もしもの時の保険であり、共済・互助組合が教職員を一律に支えているのだとつくづく感じた。やっぱり組合は頼りになる▼教職員組合も任意加入だが、すべての教職員が生き生きと働き続けられるよう、生活や権利、子どもとの関わり方など多くの課題を解決するのに不可欠な存在となっている▼教職員組合の役員をしていた関係で、共済・互助組合の会議に出席したり、教職員課の担当者の方とも親しくさせていただいた。まさか私自身の給付についてお世話になるとは思っていなかったが、こんな縁もあるのだと感じている。

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