ほんりゅう 2020年10月5日(岡山)

ある親からの切実な訴え。「我が子は学生時代からの夢が叶い、教師になって3年目。子どもたちと関わり、仕事にやりがいを感じながらも、日々辞めたいと言っている。なぜなら、新型コロナ対応の業務の多さに加え、管理職からの『働き方改革』の押し付けで疲弊しているから。毎日『早く帰れ』と言われ、授業準備のために朝6時に出勤し、退校が21時を過ぎる時は校長にメールを送らねばならない。何かおかしいと思いながら、どうすることもできずにいる」▼ある小学校で、本来は夏休み期間中の教員免許更新講習が、新型コロナによる夏休み短縮で授業日となり、「年休で受講するように」と言われた。しかし、「これはおかしい」と組合員が声を上げ、「職専免」となった。これは6月に岐阜教組が県教委に確認していたことだが、多くの現場で把握されていなかった。その後、7~8月に岐阜市・美濃加茂市などから、次々に通知がなされた。声を上げたからだ▼子どもに寄りそう余裕がほしい。子どもが「分かった」と言ってくれる授業がしたい。教師としてのやりがいを全うしたい。そのためにおかしいと思うことは声に出そう。それがみんなのための改善につながる。