ほんりゅう 2020年2月20日(森田)

12月からツイッターで「100日後に死ぬワニ」の連載が開始された。3月20日に亡くなる予定だが、主人公のワニさんが日常をとても明るく過ごしている▼英語の授業で使ったが、プレゼンを集めたサイトTEDでは体を食べてもらい環境も守る「キノコ葬」を紹介している。[検索:TEDジェー・リム・リー]好き嫌いは別として見てもらえればと思う。死に方も環境や節約を考慮する時代になったようだ。電気やガスを使用せず、二酸化炭素を減らす。歯の詰物の水銀も除去する。スウェーデンでは遺体をフリーズドライにして大地に撒く、アメリカでは遺体をアルカリ加水分解する、スペインでは地中分解する骨壺に遺体を入れ木を育てる栄養にするという試みがある。こんなことを考えていると楽しくなる。老いや死を肯定的に考えられる気がしてくる▼これからの教育や退職時に不安を抱える年配の先生方が少なくない気がする。ジェントロジー(老年学)という学問があるのだが、シニア層の活躍がますます求められつつある中、プラスの部分に注目することで肯定的に過ごせるのではないかと思う▼若い先生方もやる気が満ち溢れる一方で、不安を抱えているのだろうか。全国で2018年度採用の新任教員431名が辞めたという。やりがい、生きがいについて考えさせられる。できれば皆が毎日を明るく生きていけたらと思う。