ほんりゅう 9月5日(岡山)

組合連の県教委交渉に参加した。どうしても言いたかったことは、「病休中に安心して休めるようにする」ことである。病休中に仕事を頼まれるなんてありえないと思うが、深刻な事例があった▼年度末に病休で入院しているAさんに対して、同僚や校長がLINEでテスト採点、ノートの赤ペン入れ、所見書きなどを次々と頼んでくる。「大丈夫?」と一応は聞かれるが、「起き上がれない」と本人が答えても、朝夜何十回ものLINEが入る。追いつめられて引き受けざるを得なくなる。果てはクラス編制まで依頼され、やり終えた後、精神疾患の診断書が出た▼交渉で「病休の人にLINEを送るのは禁止してほしい。本人の状況も分からずにどんどん送られてきて『分かりました』と言わざるをえない。無理をして病休からさらに休職に追い込まれた。病休は本来、仕事を休むものではないのか」と訴えた▼県教委は「病気を回復してもらうことが大切」「診断書の重さを受けとめるよう指導していく」と答えた。教育委員会は、この事態に至った責任を明確にし、当人が復帰プログラムを終え無事職場に復帰できるまで責任をもって見守ってほしい。