ほんりゅう 7月20日(森田)

先日ある中学校の授業を見学した。いろいろと掲示してある中で、「給食タイム」が気になった。○月○日7分5秒、○月○日9分6秒と約一か月分が記録されていた。ほぼ10分を切っているのだが、早ければ良いという指導なのだろうか。こんな記録の掲示は必要なのだろうか▼5月に横浜の中学校の給食時間が15分しか取れていないとのニュースがあった。昼休みにいろんな活動があるからだと言う。ネットでは「軍隊かよ」という意見や「いつまでも食べていてはいけない」という反応があったが、ゆとりはない▼訪問した中学校には給食時間の流れも貼ってあった。食べ終わって合掌したら自分の皿を片付け2分後に歯みがき、3分後に配膳室へ行くとの指示だ。子どもたちも忙しいが、教職員も大変だ▼いじめの案件があれば数回の会議。県や各機関へ文書を作成し報告。教育相談は朝から晩まで。保健室には入りきらないほどの生徒が。家庭訪問に行く時間が悲しい。先日は放課後にクマが出て生徒を車で駅へピストン輸送。今日はまだ捕獲されていないので、先生たちと集団下校をした。子どもたちと私たちの多忙化はいつまで続くのだろう。