ほんりゅう 7月5日(岡山)

最近は、自分の自由になる時間の多くをスマホとゲームにあてている子どもたちが増えている。それが、視力や運動能力の低下、そして自己肯定感の低下の原因にもなっている。乳幼児の頃からスマホアプリを子育てに活用している親は、我が子の視覚や脳への悪影響を分かっているのだろうか▼学校教育法等の一部改正の中に、「デジタル教科書を必要に応じて使用することができる」と書かれていることから、かくゆう私も、教室でデジタル教科書を一日中つけっぱなしにしていた。教育機器への依存である。▼興味をそそるゲーム業界のコマーシャル、eスポーツの推進、学校ではプログラミング、タブレット、当局がICTを進める一方で、なぜ社会や学校は、健康への悪影響を警告しないのか。それをしない背景に国や経済界の意図を感じる。多くの国では、人権教育を基礎とするデジタル・シティズンシップ政策を進めている。日本では、ICTを進めるだけ進めて、悪影響は自己責任ですか。