ほんりゅう 5月20日(森田)

毎年入学式に約束を守って咲いてくれる桜の木、キレイだった副虹、ジワッと来る暖かさとキュンと来る寒さをいただいた。統一地方選挙の活動、リクルートスーツ、新しいランドセルや制服、そして新しい車をよく見かけた。美しい花々と新緑に鳥の歌声が響く様子にはとても癒され、立ち去るのがさみしいくらいだ。「ケキョ」と鳴いていたウグイスが「ホーホケキョ」と鳴くようになるのは子どもの成長である。オスは1日1000回位鳴くらしいが、ちょっと下手なウグイスにはのど飴をあげたくなり、また癒される▼教員の期首である4月は息を飲むような瞬間が多く、全てが新しく感じる。子どもたちの顔にも「素敵な始まり」を感じるのは私だけではないと思う。ある時は先生として、そしてある時は人として接し、小さな夢や希望をふくらませてあげたいと思う▼学校を「教育の場」ではなく「人材培養工場」にしようとする言葉や働きかけに出会うことがあるが、多忙化の中何か見失っていないだろうか。子どもたちは人間らしく生きるために生まれてきたのだ。「ケキ」と鳴いたら評価2、季節を間違える桜に評価3は全く道徳がない。芽吹く5月も温かい気持ちを持てたらいいなと思う。(森田)