ほんりゅう 全国から聞こえてきた声(長谷川)

様々な会議で聞いた話。「この年になって、担任としてやっと本音で保護者に注意したり悩みの相談を受けたりする人間関係が築けるようになった。年を取ることで良い点も出てくる」(岐阜50代)▼「教員は採用後10年で、昇給に試験合格が必要となった。学力調査結果を給与に反映する案も。一方で校長の給与は2倍、教頭は1.5倍にするという。教員志願者がどんどん減っていく」(大阪)▼「保護者は『教員は忙しいらしいけど、残業代をいっぱいもらって、長い夏休みがあっていいね』とまだ言ってくる」(千葉)▼「ジタハラ(時短ハラスメント)の言葉がうまれた。管理職は早く帰れとだけ言い、『部活が見たいならフェンスの外から見て、勤務時間にカウントされないように』と指導された」(広島)▼「給与削減のため、ALTが民間派遣会社から来るようになった」(静岡)▼「他県では中高の部活が問題となるけど、本県では80%の小学校に部活がある」(愛知)▼「変形労働時間制を既に導入している国立の学校では、子育てのため年休で帰っている」(東京)▼「部活動手当が4時間以上3600円がなくなり、3時間以上2700円となった。部活動時間を短縮させるためと言うが、実際には、6~7時間やっている」(愛知)▼「65才以上で働く場合も免許更新が必要だが、ほとんどの人が更新しない。講師が見つからずに困っている。文科省は特別免許を出す方針らしいが、そもそも免許更新自体が不必要」(青森)