【報告】教育署名29225筆を県議会議長へ提出

昨年より増えた署名を力に、要求を実現させよう

ゆきとどいた教育をすすめる岐阜県実行委員会は、12月4日、岐阜県議会棟にて尾藤義昭県議会議長に教育署名29225筆を提出しました。昨年度よりも1000筆以上多い署名数となりました。

 

この署名は教育費無償化や父母負担軽減、少人数学級の前進、全ての学校へのエアコン設置など、ゆきとどいた教育を求め毎年行っているものです。9月のスタート集会を皮切りに、県内各地で取り組まれた重みのある署名です。

 

提出集会では土岐邦彦実行委員長(岐阜大学教授)は挨拶で「障がい者の作業所で、自傷や他傷を止めることが拘束だと言われるようになった。指導員と子どもたちが対立する関係になってしまう。みんなで一緒にやろうとすることが遠ざかっている。この署名運動が多くの人との協力でなし得たことを力に更に進めていこう」と語りました。

 

各地や団体からは、「市内の保育園・幼稚園にお願いしたら園長先生から『(署名の取り組みに)感謝しています』と300筆の署名が集まった」「街頭署名でクーラー設置がよく話題になった」「直接、校長先生が署名用紙を持ってきてくれた」「昨年より署名数が増えて嬉しい」などの報告がありました。

 

紹介議員になった中川県議(共産)からは「30年続いてきた署名の重みはある。歴代の議長さんが毎年『今年もあの団体は来てるかね』と聞いてくる。特に小学校の先生は多忙。1日一コマでも空き時間ができればもっとゆとりをもって教育できる。少子化によって教員数も減り、以前と比べて100億円の人件費予算があるはず。これを教員の増員にきちんと回せば実現する。この署名活動は大きなインパクトのある活動。長く続けて要求を実現させていきましょう」と挨拶をしました。

 

尾藤県議会議長との懇談が実現

今年は尾藤義昭県議会議長との懇談を持つことができました。

参加者から署名活動の様子や、子どもたちの様子を伝えた後、尾藤議長からは「県民が何を望んでいるのか、切実な想いが集まった3万筆近い尊い署名だ。エアコンの問題、いじめの問題など、文科省や厚労省へ要望もしている。今すぐには無理でもこの署名が無駄にならないように議会としてもしっかり受け止めていきたい」とお話がありました。

岐阜県への署名は12月6日(木)まで受け付けます。国会への提出は2019年1月です。まだ間に合います。お届けください。

 

多くの学校、PTAからご協力をいただきましたことに感謝申し上げます。皆様のゆきとどいた教育への願いが実現するよう、これからも運動をすすめて参ります。