ほんりゅう 今存在しない進路指導とは(森田)

 

 10年から20年後、約47%の人の仕事がなくなると言われている。怯えてはないが少し不安である。英語の教科は目的でなく手段であるが、先日購入したポケトーク(74ヵ国語の音声翻訳機)が勝手に仕事をしてくれる。Google翻訳の精度もあがり、読めないパッケージの外国語もスマホカメラをかざすだけで指定した言語に瞬時に映る。近々、私を含めた英語教師の需要は減っていくのだろうか。

 マイケル・オズボーン・オクスフォード大学准教授は「2011年度に米国の小学校に入学した子ども達の65%は大学卒業時に現在存在していない職業に就くだろう」と予測している。未来は劇的に変わるということで、内閣府が「Society5.0に向けた人材育成」の概要を6月に出した。狩猟社会をSociety1.0として5番目の社会と呼んだ訳である。文科省のPDF 5ページ分読んだが、全ては読み取れない。いくつか紹介すると、省内タスクフォース、EdTech活用、スタディ・ログ、学びのポートフォリオ、WWLコンソーシアム、STEAM系、地域キュービック高校など。「ん?進路指導も不安だが、国語教育も不安だな」と思った。