ほんりゅう 時は金なり?『時間通貨』って何?(井深)

基本的に「目に見えないもの」が信じられない。買い物するにもカードはほとんど使わない。私は、小銭入れの中の大切な1円玉を一つずつ数えて支払いがぴったりできると、すっきりして気持ちがいい。そんな人間にとって『ビットコイン』など考えたくもない代物だ。ところが、仮想通貨の次に時間通貨の時代がやってくる!?らしい。先日、NHKでも「マネー・ワールド」などというタイトルでスペシャル番組が放映された。よくわからないなりにも、「なるほど。これはいいかもしれないな」と思えるところがあった。お金は、一定のモノやサービスにしか使えない。信頼で結ばれた関係性つまりネットワークでしか支払えないものがある。「時間」のみがお金の代わりをすることができるというのだ。どうやら時間が通貨として存在し始めた・・・らしい。ネット検索してみると、「雇用や労働から人々は離れ始め時間をより大切にする。豊かさを最大化するもの、またはそれを生み出すものはお金ではなく、時間である」(山口揚平著「新しい時代のお金の教科書」より」)がヒットした。なかなか面白い。残りの人生年数ががこれまで過ごしてきた年月よりも短くなった者にとって、「時は金なり」の諺が沁みる。