ほんりゅう 生きる力を育むのか、怯えて教育をするのか(森田)

中学校の授業を見る機会が6月にあった。教室の掲示を見て驚いた。「熱中症の恐れがあるので水筒持参を許可します。注意事項①お茶類のみ許可、スポーツ飲料不可 ②自分専用の物を使うこと ③PETボトル不可 ④休み時間と部活の時間のみ使用可 ⑤日の当たる場所に置かない ⑥ロッカーに入れる」…。その後ニュースで水筒禁止はおかしいと炎上していたことは記憶に新しい。中学生の子を持つA先生は、成長期の子の発汗作用の妨げになるのでエアコンは要らないと言うし、様々な意見があるが、さきほどの中学校では休日の部活動へはPETボトルを持ってくるように言われているとのこと。ここで私が思うことは、教師が何かに怯えて行動をしている気がする点である。市教委が研究授業のやり直しをさせる、車の中にタバコがあれば注意される、文書を直され、直したらそれが直される…。この前、生徒が「指示をもっとたくさんして欲しい」と言った。そこは自分たちで考えてやっていかなきゃと先生達との話になった。怯えた教育が指示待ちを作ってしまっているのかもしれない。