バスケの大会で外国人留学生が審判を殴った。留学生は帰国し、学校はインターハイ出場を辞退した。様々な批判があるが、学校内にその留学生の母国語が話せる人がいなかったことに注目したい▼今、全国のコンビニ、居酒屋の店員に外国人が増えている事にお気づきだろうか。多くが「日本語学校」への留学生だという。日本は「移民」を認めていないが、こうした短期の単純労働者を含めると、既に移民大国である(先進国で第4位)。背景には、加速する人口減=労働者不足があり、100年後には今の約1/3の人口になるという予測まである▼全国の学校で「日本語指導が必要な児童生徒」も増加している。岐阜県は全国9位でとても多い。先生の言葉が理解できないから発達障害と扱われたり、ドロップアウトしたりする児童生徒もいる。県教委は日本語指導のために21人を配置しているが、これでは足りない。日本も正式に「移民」を認め、日本語と日本の文化・習慣を身に付ける制度が必要な時が来ている気がする。さもないと、多くの人が心配する治安悪化が現実化してしまうのではないか▼労働力不足を補う必要もあり、65歳定年制度が提案される可能性が高い。しかし、少子化が止まらず、かつ移民を認めない場合、74歳までフルに働くことが期待されている。そんなのは無理だ!