教科書展示会で「中学校 道徳教科書」を読み比べよう!
展示会日程
2018年6月15日(金)~28日(木)
展示会場は下記に一覧があります。
注目の教科書は「日本教科書」「教育出版」
8つの教科書が検定に合格しました。(日本教科書・光村図書・学研教育みらい・廣済堂あかつき・日本文教出版・東京書籍・教育出版・学校図書)
【問題点1】評価は、どうするの?
→「日本教科書」は、4段階の自己評価を教材ごとに
→「教育出版」は、3段階で「心かがやき度」評価
*そもそも、子どもたちの内心の評価を教師がしていいのか? 道徳を教科化したこと自体が問題
【問題点2】取り上げた教材が横並び
3社以上で扱った教材が、25本もある
*「2通の手紙」(8社)=文科省「私たちの道徳」のように、検定合格ねらいの安易な資料選び
【問題点3】そもそも「日本教科書会社?」ってどんな会社
*ヘイト本の会社と同じ住所、代表取締役が、あの八木秀次(麗澤大学教授)氏=安倍首相の政策ブレーン
教科書展示会に行く前に知って(学んで)おきたいこと
(1) 教科書を見る(読む)視点をもつ
・22の徳目で比較してみる 「我が国の伝統と文化の尊重」
・自己評価の内容を比べる
(2)2つ以上を比べて見る(読む)
・例:日本教科書と光村図書
(3)人権・平和を扱った教材を探す
(4)問題点を含んだ教材を読んでみる
・徳目を刷り込む教材→「君が生まれた日」(学校図書)
・自己抑制して集団に奉仕する人間の姿を美化する教材→「明りの下の燭台」(4社)
・労働を他人に奉仕することにすり替える教材→「働くってどんなこと」(東京書籍)
・型にはまった礼儀作法を押し付ける教材→「礼儀正しさとは」(光村)「礼儀はなぜ必要なのか」(日本教科書)
・伝統文化の継承を強調する→「外国人から見た日本人」(教育出版)
そもそも「道徳の教科化」の本質を知りたい方は?
「道徳が正式な教科に 戸惑う教師・学校」を視聴をお勧めします。
30分の番組で、「道徳の教科化」の問題点がすっきりと分かります。
ユーチューブで見られます。検索は「NHK クローズアップ現代 道徳 動画」で