ほんりゅう 上半期流行語ランキング(長谷川)

 早くも今年の半分が終わろうとしています。そこで、上半期の流行語を勝手に表彰します▼「忖度」この言葉を多くの国民に学習させた文科省の指導力がすばらしい。ただし、学習指導要領には国語にも道徳にも記載がない。言葉の意味は知られたが、忖度した内容が国民に知らされないのが惜しい。用法「官邸の最高レベルが言っているので忖度する」▼「もり・かけ」学園近くのそば屋のメニュー。なじみの客には大幅に値引きしたり出店に便宜をはかる。店の近くには、籠池や前川がある▼「ワンオペ育児」母親が育児や家事を1人で担っている状態を言い表す。夫が教職員である比率が高い。類似語に「ブラック夫」がある。ただし、「最近早く帰れと職場でも言われているが、仕事があるので帰れない」という声も多い▼「うんこドリル」小学生に大流行で、すすんで勉強すると評判。文科省が「うんこ学テ」を検討しているという噂はない▼「チョレイ!」大活躍した中学生卓球選手が叫ぶ言葉。両親が日本人でない事を揶揄する一部のネット民の声に負けずに活躍し続けて欲しい。中学生棋士の活躍も眩しく嬉しい▼選考外「安倍首相がんばれ!安保法案良かったです!」一部の幼稚園児のみに流行したため、「プレミアムフライデー」実行不可能なため、「共謀罪」問題外に危険なため。▼総評:昨年は「神ってる」「君の名は。」「ゲス不倫」「PPAP」など、多様な言葉があった。今年は政治に関わる言葉に偏っている。官邸の最高レベルによる「印象操作」が成功しているからだろう。