ほんりゅう 「対話」と「平和」(森田)

 私が生まれた4日後、沖縄が返ってきた。あれから45年が経ち、何が変わり何が変わっていないのだろうか。年を重ねるにつれ沖縄に少し運命のようなものを感じているが、「平和」って何なのだろうか。

 

 ドイツには「対話が続いている間は殴り合いは起こらない」という言葉があると、経済学者の暉峻淑子さんが述べている。「平和」とは受け身で何もしないことではなく、努力してつくるもので、その一番大きなものが「対話」であるというのだ。

 

 学校現場では今、「対話」する一番の相手はパソコンかもしれない。書類かもしれない。毎日のように、もっと生徒と話さなきゃ、もっと先生達と話さなきゃ、と思ってはいるがなかなか機会をつくれない。

 

 先週の放課後、学年の先生達とたくさん話をした。とても楽しく、次への力となった。少しずつでも「対話」する時間は大切だと思う。「対話」のとなりにいる、君の名は「平和」。Peace.