ほんりゅう 「小学校で英語ぎらいが増える!」ってホント!?(井深)

 2020年度から小学校で次期「学習指導要領」が全面実施となる。このまま進めば、2020年には小学校の5、6年生の担任は毎週2時間の「小学校英語科」授業を行うことになる。「教育立市」を掲げる岐阜市は、昨年の4月、小学校1年生から「教科」としての英語授業をスタートしている。原則、小学校のすべての担任が「英語科」としての授業を行っているが、高学年の教室で今後、どんな授業が行われることになるのだろう?▼つい先日、「小学校英語科」の授業を見せていただく好機をいただいた。特別支援学級を含めて、25学級の全ての担任が授業を公開した。これまで小、中学校の両方で英語授業をしてきた私の最大の関心事は、「高学年に文字=アルファベットが入っているか?」ということだった。▼ある男児「 drans, janp, sperk, ride, strdy, witer」、ある女児「jamp, swem, spick, rido, stdiy, werit」。「英単語書き取りテスト」だろうか?正直に言って、このアルファベットの組み合わせには驚いた。今まで見たことがない間違いだ。女児のノートには、綴りを間違えた単語を「jump jump jump」と、練習までしてあった。文科省は、「小学校で600~700語程度の英単語を入れる」としている。「読み書き」もだ。▼「小学校で英語ぎらいになる」のは、先生の方が先かも知れない。

(※正解:dance , jump , swim , speak , read , study , write)