ある高校の授業実践を見せてもらったときのことです。マスクをしている(女子)生徒が多いことに気づきました。(部活動の指導として生徒たちにマスクさせているといったことではありません。)「暑くてもマスクはしてるのかなー」と思いながら見ていました。
昨年度のある学習交流会で、マスクをしている生徒の多さが話題になったことを思い出しました。「クラスに10人以上はマスクをしているよ」というある高校の話から始まりました。「自分に自信のないことの表れではないか」という声がありました。「すっぴんを隠す、流行りのファッション、という側面もあるのではないか」という声もありました。参加していた大学の先生たちは、「学生にも多いです。マスク・だてメガネ・ヘッドホンという3点セット。周りから自分をシールドしているように感じられる」と話しました。現代の生徒・学生の「集団の中での距離の取り方」をあらわしているように感じました。
ちょっとしたことから生徒・学生の状況を感じとることが、とても大切だとあらためて思いました。