【報告】実習教員部学習会「ト~ク・と~く・ト~ク18」

学び合い、悩みも共有

 3月8日に開催した実教部の学習会「ト~ク・と~く・ト~ク」は今年で18回目を迎え、会場のふれあい福祉会館には、お互いの実践から学ぼうと(遠くは飛騨からも)熱心な実習教員が集まり、それぞれが持ち味と工夫を生かした授業や部活動の実践を披露しました。

 理科では、自習時間を使った「光の学習」授業と、生徒の理解を深める顕微鏡観察の実験プリント作成と授業を紹介。

 農業では、参加者が味覚の実験を体験。5つの果物を食べ比べて糖度の高い順に並べるという課題に挑戦。その後糖度計で測定した結果と比較しました。また、他の参加者からミラクルフルーツの紹介があり、味が変化するおもしろい体験もしました。SSHの課題研究では、毎年一人で当たり前に指導を担当している話と、指導成果の報告もありました。

 工業では、全国に名を馳せるロボット部顧問が登場。毎年進化するロボットは、すべての部品を生徒がアイディアを出して手作りしている事や、製作を頑張っている部活動の様子を紹介するなど、生徒と顧問のモチベーションの高さが伝わってきました。課題研究、単独引率、卒業生とのつながりなど教師として存分に活躍している報告でした。ここでは、私たちが各自の得手を発揮して力量を高めようとする努力が大切であること、それが教諭と共同してよりよい教育に取り組む環境を作るということを確認しました。

 その後、職場の様子や様々な思いを話し合い、日頃の仕事内容が教育職として〝かい離している〟と、悩む心の内を話す人もいました。一人の悩みが多勢の共通の問題であることを再確認しました。