ほんりゅう その場へ行って、見て、感じとること - 岩佐

原水爆禁止世界大会に参加したのは1984年の一度だけです。(今年度こそは参加したいと思いましたが、残念ながら無理でした)◆当時、私は20代半ばでしたが、学年会で広島への修学旅行をスキー研修に変えてはどうかという議論が行われていました。学年会では、素直な気持ちで「スキー研修がイイ」と発言しました。「スキーって楽しいな」と思っていた時期だったのです。◆そのことを聞きつけた30代半ばの先輩教師が「広島へ行ったことがあるのかな?まったく行ったことがないのだったら、一度行ってみて、それから考えるのがいいんじゃないのかな」と話してくれたのです。「じゃあ行ってみます」と私は原水爆禁止世界大会へ参加することにしたのです。即断だったと思うのですが、若くて行動力があったこと、それと、先輩教師に対する信頼感(この先生の言うことなら、そうしてみるのがいいんじゃないかというような思い)があったので、あっさりと決めたのだと思います。◆実際に参加してみて、広島平和記念資料館をはじめ、見ること、聞くこと、すべてが鮮烈な衝撃でした。(具体的な記憶はほとんどないのですが、たいへんな衝撃を受けたことだけは覚えているのです)◆やはり、話として聞いているだけではなく、その場へ行って、見て、感じとること、それは本当に大切ですネ。このような機会を、子どもたちにも教職員にもちゃんと保障すべきだとあらためて思いました。