ほんりゅう 国民の不断の努力で平和な日本を - 岩田

 映画「ひまわり」を観てきました。おりしも、6月23日は沖縄の「慰霊の日」だったので、慰霊祭の中継を観てから出かけました。▼「沖縄は、日本全土の国土面積の0・6%だが、日本全体の米軍基地の74%が集中している」という台詞が印象的でした。1959年6月30日米軍のジェット戦闘機が「整備不良」のため、民家と小学校に墜落し住民6名、児童11名(後に後遺症でもう1名死亡)の命を奪いました。映画は、当時の回想シーンが多く用いられ、現代の大学生が問題意識をもちながら当時の事件を掘り下げて取材し、レポートや企画に結びつけていくというものでした。沖縄が今なお抱える、米兵が起こす事故・事件との関わり、沖縄県民の問題意識、当事者たちの思いがリアルに描かれていました。▼私たち教職員(公務員)は、「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。(日本国憲法前文より)」という憲法に宣誓して採用されました。「平和」や「人権」はだれかに与えられるものではなく、「国民の不断の努力」によって手に入れられるものだと改めて自覚しました。