先日、大阪の義妹夫妻が訪ねてきました。夕方、テレビのニュースを見ていると「子ども・子育て新システム」について考えるというニュースが流れていました。弟は「こんなニュース、大阪では滅多に流れない。たまに流れてもNHKが少し出すくらいだな」と言いました。▼橋下大阪市長のもとで大阪市議会では、5月25日、「教育行政基本条例案」「職員基本条例案」が強行採決されました。【大阪府の「条例」そのものの問題点については、「教育ぎふ(2011年9月20日号)ほんりゅう」に端的に紹介されている】▼残念なのは、マスコミの姿勢です。橋下氏の巧みな〈口撃〉を恐れてか〈自主的な報道規制〉をしているようにさえ感じます。さらに、雑誌などでは、持ち上げたり、批判したりと猫の目のような変わりようです。政府財界の意に沿う報道をしようとする姿勢と同根でしょうか。▼しかし、マスコミの姿勢に落胆しているだけでは危うさをはらみます。政治の行方の真実を見極めるには、幅広く情報を集め、それを分析し、本当の姿を明らかにしなければなりません。本当の姿やねらいを見極めることを追究し、広く知ってもらう努力を続けることが大切だと思いました。▼折しも、「官民格差是正」の名のもと、国家公務員の退職金〈402・6万円カット〉が閣議報告されたニュースが飛び込んできました。経緯の注視し、素早い対応をしていこうと思っています。