ほんりゅう 主権者教育の広がりを(岩田)

 7月10日の参議院議員選挙、7月31日の東京都知事選挙と選挙が続きました。岐阜は都知事選挙とは直接的には関係ありませんが、“首都東京都知事選挙”ということで全国的に取り上げられ、報道に触れることが多くありました。参議院議員選挙の投票率は54.7%。都知事選挙の投票率は59.7%でした。▼さて、その東京都知事選挙投票日の前日7月30日には、岐阜県教職員組合岐阜支部の教育研究集会と「子育て教育のつどいinぎふ2016プレ企画」が行われました。午前中の実践発表・交流で、「主権者教育」に関するレポートを使って学びました。実在する政党、立候補者を使わないことや、実際の参議院選挙に結びつかないよう配慮しながら「将来の有権者を育て、主権者として選挙権を行使できるように」と考えて行われた中学校や高校の実践を聞きました。特に今年は、18歳から選挙権が得られる初めての選挙とあって、マスコミ・教育委員会・選挙管理委員会・学校現場も“主権者教育”にスポットを当てていたところです。▼「主権は国民にあり、憲法は権力を縛り国民を生かすもの」であり「選挙権の行使は参政権の大きな柱の一つ」であることを学校でどのように取り組めばよいのでしょうか。取り組みは始まったばかりです。私たち教職員自身も大いに学び、積極的になりたいと思った夏でした。