ほんりゅう 主権者教育の広がりを(岩田)

 7月10日の参議院議員選挙、7月31日の東京都知事選挙と選挙が続きました。“首都東京都知事選挙”ということで全国的に取り上げられ、多くの報道がありました。参議院議員選挙の投票率は54.70%。都知事選挙の投票率は59.73%でした。さて、その東京都知事選挙投票日の前日、7月30日には岐阜教組岐阜支部の「夏の支部教研」が行われました。実践発表・交流では「主権者教育」に関するレポートを使って学びました。実在する政党・立候補者を使わないことや、実際の参議院選挙に結びつかないよう配慮しながら、「将来の有権者を育て、主権者として選挙権を行使できるように」と考えて行われた中学校や高校の実践を聞きました。特に今年から初めての18歳以上からの選挙とあって、マスコミ・教育委員会・選挙管理委員会・学校現場も“主権者教育”にスポットを当てていたところです。「主権は国民にあり、憲法は権力を縛り国民を生かすもの」であり「選挙権の行使は参政権の大きな柱の一つ」であることを学校でどのように取り組めばよいのでしょうか。取り組みは始まったばかりです。私たち教職員自身も大いに学び、積極的になりたいと思った夏でした。