ほんりゅう 信頼する組合の先輩に教えてもらったこと(井深)

 先日、自主的に開いている「英語の学習会」で、「評価」のことが話題になり、信頼する組合の先輩からかつて教えてもらったことを、そのまま伝えた。

 「みなさんは、『評価』という言葉を聞いて、頭の中に何が浮かびますか?」

 A:「通知票」、B:「点数」、C:「数字」、D:「5、4、3、2、1」、…。

 「…なるほど。そうですね。私は、??子どもの笑顔?? が浮かびます。」

 その先輩は、目を輝かせながら、そう私に言われたのだ。

 この4 月から中学校に赴任し、初めて英語の評定を出さなければならないという青年組合員が、「なるほどー」と感心しながら聞いてくれた。今後の授業に少しでも参考になればと期待している。授業で勝負し、心から子どもの成長をほめ、「できた」、「わかった」と笑顔を見せた子どもと共に次の授業を作っていく。「評価」とは、??子どもの笑顔?? を引き出すものであって欲しい。今、成績付けの超多忙な時期にある学校が多いのではないだろうか。無味乾燥な数字ばかりに縛られないで、ちょっと立ちもどって真の「評価」とは何かについて、考えてみたい。これまで先輩に教えてもらったことを、次の世代にバトンリレーしていく一人として。