ほんりゅう 教え子を再び戦場に送らない - 岩田

 岐阜県教職員組合は「教え子を再び戦場に送らない」のスローガンを掲げています。日本は戦後68年の長きにわたって、〝国同士の戦闘行為〟によっては、〝誰も殺していない、誰も殺されてはいない〟のです。▼しかし、昨年末の総選挙と今年夏の参議院議員選挙で自公政権が過半数を占め、「安定政権」となりました。安倍政権は、憲法を変えて、「軍」をもち、「戦争ができる」国にすることを目的の一つにしています。たった68年前には310万人の犠牲を払って手に入れた平和を今、手放そうとしているのです。我が子や教え子を戦場に送りたい人が何人いるのでしょうか。「選挙で信任を得た」ように言いますが、果たしてそうでしょうか。▼福島の惨事の収束もままならいのに、首相は原子力発電所を自ら発展途上国に売り込んでいます。また、夏休み初日(8月10日)には東北での豪雨災害を尻目に、ゴルフに興じていました。こんな首相にこれからの日本を託したくありません。▼わたしは、核も軍も原発もいりません。子どもたちが、笑顔で学んだり遊んだりして健やかに成長してほしいと願っています。それが脅かされようとしている今、憲法や平和、安全を守るために力を発揮する時だと思っています。▼夏休みも残りわずか。皆さんも「平和」について考えてみませんか。